【家庭教師の視点】左利きの子のノートの取り方・板書の工夫|「書きづらい」を「書きやすい」に変えるヒント

学習アドバイス
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はじめに

「ノートをとるのが遅い」
「書いてるうちに文字がこすれて汚くなる」
――そんな悩みを抱える左利きのお子さん、実は少なくありません。

左利きの子どもたちは、“右利き用”に作られた学習環境の中で、日々ちょっとした不便を感じながら勉強しています

この記事では、家庭教師として実際に関わってきた左利きの子たちの声をもとに、ノートの取り方や板書をスムーズにする工夫をご紹介します。

左利きの子が抱えるノート・板書の悩み

よくある困りごと

・書いた文字を手でこすってしまい、ノートが汚れる

・ペンの動きが不自然で手が疲れる

・板書スピードが遅れがち

・横書きのノートだと手の動きが詰まる

・机や座る位置によって光が手に影を落とし見えづらい

これらは“慣れ”で片づけられがちですが、長期的に見ると学習のストレスやモチベーションの低下につながることもあります。

左利きの子に合ったノートの工夫

① ノートの置き方を工夫する

・ノートの角度を左上がりに傾ける(30~45度)と手首が自然に動かしやすくなります。

・無理に「真っ直ぐ」に書かせず、本人が書きやすい角度を尊重してあげましょう。

② 行間広め or 無地ノートを使う

・罫線が狭いと手がこすれて汚れやすいため、**行間の広いノート(B罫や無地)**を選ぶと◎。

・無地ノートだと、自由にレイアウトしやすく、板書の構造も視覚的に整理しやすくなります。

③ 筆記具を変えるだけで変わる

・左利き向けの万年筆やゲルインクペン(速乾性)がオススメ

・ボールペンや鉛筆も、「筆圧が強くならず疲れにくい」柔らかめの芯(B〜2B)を選ぶと◎

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太くて滑りにくいグリップ付きペンも、安定して書きやすくなります。

④ 手が下に来る書き方(アンダーライティング)をサポート

多くの左利きの子は、手を上からかぶせる「フックライティング」になりがちですが、
手を文字の下に置く「アンダーライティング」を少しずつ練習すると、手首の負担や文字のこすれが減ります。

板書の工夫ポイント

① 座席は“右端の前列”が理想的

・黒板全体を見やすく、体をひねらず書き写せる位置が理想。

・特に「手が光で影になる」「先生の体で黒板が隠れる」など、視界の不利が起きにくい席を確保すると◎。

② 板書は“まず写真”→“整理して書く”方式もOK

書き写しが遅れることにストレスを感じる子には、
スマホやタブレットで板書を撮ってから、後でノートに整理するという方法も有効です(許可が取れる場合)。

③ 板書の構造を事前に伝える

家庭教師の指導では、

  • 「今日は見開き左に図、右にまとめ」
  • 「色分けは青=見出し、赤=重要語句」
    ノートの構成ルールをあらかじめ提示することで、左利きの子でもノート作成のストレスが減ります。

保護者・指導者ができること

「直さなくていいよ」の一言が安心を生む

左利きの子どもは、「右で書けるようにした方がいい?」「みんなと違うのはダメ?」と気にしている場合があります。

“そのままでいいんだよ”と受け入れる言葉が、何よりの安心感になります

無理な矯正は、子どもの発達に悪影響を及ぼす可能があります。注意しましょう。

家庭教師や学校にも環境を相談する

・筆記具やノートの選び方
・座席の配置や板書の進め方
など、本人の負担を減らす具体的な対応ができるよう、周囲の理解を得ることも大切です

「左利きなだけで、わざわざ学校に相談するの?」と思う方もいるでしょう。しかし、もし気になったり、悩んでいるのなら、担任の先生もしくは仲のいい先生に相談するのはアリだと思います。先生方の豊富な経験が助けてくれるかもしれません。周りを上手に使いましょう。

まとめ|「不便」を「工夫」でカバーするだけで、学びはもっと前向きに

左利きの子どもたちは、右利き中心の学習環境の中で“ちょっと不便”を感じながら、がんばっています。

でも、少しの道具の工夫、書き方のコツ、そして「そのままのあなたでいい」という言葉があれば、学びの姿勢は大きく変わります

家庭教師として、その子にとって一番ストレスの少ない方法を一緒に探していくことが、何より大切だと感じています。

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