【家庭教師の視点】学校に戻ることが目的じゃなくてもいい:自宅学習の価値とは?

不登校
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はじめに

「この子はいつ学校に戻れますか?」
「学校に戻らないと将来が心配です」

不登校の子どもに家庭教師として関わっていると、親御さんからこうした言葉をいただくことがあります。
でも、家庭教師として何人もの不登校の子に寄り添ってきた立場からはっきり言えることがあります。

“学校に戻ること”がゴールである必要はない
“学びを続けること”こそが大事なこと

今回は、学校に行っていなくても子どもたちが自宅で積み上げられる「学習の価値」について、家庭教師の視点からお話しします。

学校に行けなくなっただけで、学ぶ力が失われたわけじゃない

不登校の理由は人によって本当に様々です。

・人間関係のストレス
・学校の雰囲気が合わない
・朝起きるのがつらい
・環境や体調の問題 など…

でも、「学校に行けない=学べない」では決してありません
むしろ、自宅でのびのびと、プレッシャーなく学べることで、かえって集中力が高まり、学習の定着が良くなるケースもあります。

学び続けることには、こんな価値がある

1.自己肯定感を保ちやすい

学校に行っていない自分に対して、子どもは少なからず「申し訳なさ」や「劣等感」を抱えています。
でも、「今日の問題、全部できた!」
「昨日より早く取りかかれた!」
…そんな小さな成功体験の積み重ねが、自分の存在価値を少しずつ肯定する力になります

2.社会との“ゆるやかな接続”になる

学校という大きな集団に戻ることが難しくても、家庭教師や通信教材などの“他者”との関わりのある学習は、社会とつながる第一歩。
自宅という安心できる環境の中で、外の世界と“やさしく接続”できる手段として、自宅学習はとても有効です。

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3.自分のペースで「知識」と「思考力」が育つ

授業に合わせる必要がない分、自宅学習では自分の理解度に応じた進め方ができます

・苦手単元をゆっくり丁寧に
・好きな教科はどんどん先取り
・わからないところは家庭教師と一緒に何度も復習

“型にはまらない学び方”が、かえって本質的な理解につながります。

家庭教師として伝えたいこと:焦らず、比べず、信じて

学校に戻すことを急ぐあまり、親も子どもも追い詰められてしまうことがあります。
でも、「学びの継続」こそが将来の土台になることを忘れないでほしいのです。

学校に戻れなくても、
別の道からでも、
学ぶことはいつでも、どこでもできる。

今その子にとって安心できる場所が「家」であるなら、
そこで“自分のペースで学ぶ”という選択を尊重することが、回復や前進の第一歩になります。

まとめ:学びは“戻るため”ではなく“進むため”にある

学校に行くことは、あくまでひとつの選択肢です。
「戻る」ことばかりを目的にしてしまうと、本人の気持ちが置き去りになりがちです。

“今の場所で学び続けられている”ということ自体が、すでに大きな一歩。

家庭教師として、そんな「歩み」のそばに寄り添うことが、私たちの本当の役割だと感じています。

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